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乳房インプラント・乳房再建での留意点
1.自分の腹部や背中の組織を移植する自家組織再建術
2.胸部の皮膚の状態に合わせて選ぶ人工乳房再建術の場合でも炎症や感染のリスクはあります。
自家組織再建術での留意点
筋皮弁部分壊死
移植した皮膚や脂肪の血流が悪く、手術直後に移植した部分の組織一部が壊死したり、一部の皮膚や脂肪が生着しなこともあります。
壊死しやすい要因としては
・肥満ー移植した組織に脂肪が多くなることで、血行が悪くなるため。
・喫煙ー血管を萎縮させることになるので、血流が悪くなり、再建後の組織が壊死してしまうリスクが高くなります。
他に、・腹部の手術歴 ・高血圧、糖尿病 などがあります。
人工乳房再建術での留意点
被膜拘縮
人工乳房は、身体にとっては異物ですので、自己防衛として人工乳房を排除しようと、周りに繊維状の被膜(カプセル)が形成されます。それがさらに硬くなって締め付けられそうになることを、被膜拘縮(ひまくこうしゅく:カプセル・コントラクチャー)といいます。この被膜(カプセル)は、野球ボールのように球形になろうと収縮し、非常に硬く変形し、痛みを生じることもあります。再建した乳房をよくマッサージすることで、予防することはできます。拘縮が酷く、再建した胸が非常に硬く変形し、酷い痛みを伴う場合は、人工乳房摘出の手術を行う場合もあります。
しかし、テクスチャー・タイプのエキスパンダーとソフトコヒーシブシリコンが用いられるようになってからは、被膜拘縮(ひまくこうしゅく:カプセル・コントラクチャー)を起こす頻度は減少しているようです。
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痛み・発熱
ティッシュ・エキスパンダー挿入直後、人によって激しい痛みや発熱を伴うことがあります。激しい痛みや発熱した場合、早めに医師の診察を受けるようにしましょう。感染症の場合は、挿入した人工乳房やティッシュ・エキスパンダーを感染症の症状が治まるまで一時的に取り除く手術を行います。
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バッグの破損
再建した胸を強く圧迫したときに、人工乳房のバッグが破損することがあります。コヒーシブシリコンは安全性も高く、液体ではなく『固体』なので、内容物のシリコンが漏れ出したり、体内や血液中に入りこむこともないため無害ですが、医師の定期的な診断を受けましょう。
他に放射線治療の照射量が強いと、皮膚へのダメージが大きく、乳房再建後、硬くやや黒ずんだ乳房になります。
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非対称
人工乳房(インプラント)は、オーダーメイドではなく、現在も尚、輸入品に頼っている状態で、その中から健側と全く同じ大きさ、形、色調のものを選び出すのは難しいものがあります。
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また、自家組織再建術、人工乳房(インプラント)再建術のどちらであっても、再建術から日が経てば、健側の乳房は垂れてしまったり、乳房が小さくなってしまいますが、再建側は変わらないため非対称が起こってしまいます。
乳房再建術にも、他の全ての手術と同様に危険はあります。乳房再建術の前に、合併症や副作用について担当医から十分な説明を受け、納得した上で乳房再建術を行いましょう。
また医師の再建の経験を聞くことはとても大切なことです。
【関連ページ】
・乳房インプラント・乳房再建とは?
・インフォームド・コンセントとセカンド・オピニオン
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