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子宮筋腫

sorangecube.gif 子宮筋腫とはこんな病気

子宮筋腫とは、子宮体部の壁(筋層)にできる硬いこぶのような組織が発生する良性の腫瘍です。良性の腫瘍なので、周辺組織を侵したり、他の臓器に転移する心配もありません。
婦人科系の病気の中でも最も多く、30〜50代(閉経前)の女性の4〜5人に1人は筋腫をもっているといわれています。
筋腫は平滑筋という筋肉と線維組織でできており、子宮筋の組織とは異なります。
筋腫は1個から多い人では10個以上、大きさも豆粒大のものから大人の頭くらいのものと、数や多きさも様々です。

子宮筋腫は、どの組織にできるかで異なり

しょう膜下筋腫

子宮の表面のしょう膜にでき、子宮の外側に突き出すようにできます。子宮内膜への影響があまりないので、妊娠・出産への影響もあまりありません。
根元に茎のようなものを伸ばして発育する有茎しょう膜下筋腫(ゆうけいしょうまくかきんしゅ)もあり、茎の部分がねじれて、生理時以外でも激痛が起こることもあります。

筋層内筋腫(きんそうないきんしゅ)

子宮の筋層の中にでき、子宮筋腫の7〜8割りを占め、筋腫が小さいうちは症状がありませんが、筋腫が大きくなるに従い周囲の筋層も厚くなり、圧迫症状などがあらわれるようになります。
経血量が増え、レバー状のかたまりが見られるようになります。
筋腫のできる場所(子宮入り口近くなど)によっては不妊や流産の原因になることがあります。

粘膜下筋腫(ねんまくかきんしゅ)

子宮の内側の粘膜の下に突き出すようにできます。根元に茎のようなものを伸ばして発育する有茎粘膜下筋腫(ゆうけいねんまくかきんしゅ)もあります。さらにその茎が下方に長く伸び、子宮口から膣へ出されてしまったものは筋腫分娩といいます。筋腫が小さくても過多月経や貧血などの症状があらわれやすく、受精卵が着床しにくくなるため、不妊症や流産の原因になることもあり、治療を必要とする場合もあります。

の3種類に分けられます。


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sorangecube.gif 子宮筋腫の症状

症状の有無は筋腫の発生した場所や大きさにより、子宮筋腫のある人でも症状がなく、筋腫に気づかない人も多いようです。

初期の段階ではほとんど症状はなく、筋腫が大きくなるにつれ出てきます。自覚症状で多いのは、過多月経、月経痛、不正出血などの月経異常です。
過多月経では月経血の量が増え、月経血の中にレバーのような血の塊が増え、月経期間も長くなり、月経痛がひどくなります。

筋腫が大きくなると、膀胱が圧迫されて頻尿になったり、直腸が圧迫されて便秘、腹痛、下腹部の張り、骨盤内の神経が圧迫されて腰痛など月経以外の症状があらわれます。
また、筋腫の場所によっては、不妊症や流産の原因になることもあります。

粘膜下筋腫では、筋腫が小さくても不正出血や月経期間が長くなるなどの症状があります。


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sorangecube.gif 子宮筋腫の治療

内診や超音波検査で筋腫の有無、大きさ、数、位置を確認します。筋腫が小さく、症状が軽い場合には、定期的に検査をするなど経過をみます。

子宮筋腫の治療法には、薬物療法と手術療法があります。

薬物療法

1.対症療法

それぞれの症状を緩和する薬を処方する治療法で、貧血などの症状がある場合には、造血剤を投与し貧血の治療を行い、月経痛を抑えるために鎮痛剤を処方されることもあります。

2.ホルモン療法

筋腫を小さくするため、筋腫を成長させる卵胞ホルモンの働きを抑える薬を投与する治療法ですが、副作用があるため一時的な投与となります。

手術療法

筋腫の数、大きさ、未婚、既婚、出産を希望する、希望しないなどライフプランをよく検討し、どちらの方法がよいかを選択します。

1.筋腫核出術(きんしゅかくしゅつじゅつ)

筋腫の部分だけを切り取り、子宮を残す方法。子宮を残すので手術後の妊娠・出産は可能ですが、小さな筋腫や隠れた筋腫が残ってしまうこともあるので、再発の可能性があるといわれています。

2.子宮全摘出術

子宮全体を摘出する方法。子宮と卵巣の癒着がある場合には、同時に卵巣を摘出することもあります。
子宮筋腫を完治させる方法なので、症状もなくなり再発の心配もありませんが、妊娠・出産は望めなくなります。


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