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卵巣腫瘍

purplecube.gif 卵巣腫瘍とはこんな病気

卵巣は周期的に卵子を排出(排卵)し、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌するなど女性のからだの健康を維持するために重要な働きをしている器官であり、腫瘍ができやすい臓器でもあります。

卵巣にできる腫瘍を【卵巣腫瘍】といい、腫瘍の性質によって

1.【のう胞性腫瘍(卵巣のう腫)】 2.【充実性腫瘍】

の2つのタイプに分けられます。

1.【卵巣のう腫】:卵巣腫瘍の8〜9割が卵巣のう腫で、卵巣の一部に分泌液が溜まってしまい、袋状に大きくなるもの

卵巣のう腫は、のう腫の中の内容物によって

1−1.しょう液性のう腫

透明度があり水のような内容物で、のう腫は1つ、またはブドウの房のように塊を形成しながら発達する場合もあります。

1−2.粘液性のう腫

粘り気のある粘液の内容物。

1−3.皮様(ひよう)のう腫

成長ホルモンによって皮脂分泌物や髪の毛、骨、歯などに変化し、卵巣内にたまる。

2.【充実性腫瘍】:かたいコブのような腫瘍を形成し、良性、中間群、悪性の3つに分けられ、悪性の場合が多く、悪性に分類されるものは、いわゆる卵巣がんです。

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purplecube.gif 卵巣腫瘍の症状

卵巣は腹腔(ふくくう)内にあるため、腫瘍が小さいうちはほとんど自覚症状がありません。腫瘍が親指大ぐらいの大きさになって気づくことがほとんどです。腫瘍がにぎりこぶし大ぐらいになると、下腹部がふくらみ張ったような違和感を感じるようになったり、しこりに触れたりするようになります。さらに大きくなると腫瘍が周囲の組織を圧迫するようになり、卵巣機能低下による生理不順、不正出血、尿管・膀胱を圧迫することによって頻尿などの症状があらわれます。

卵巣が根元からねじれてしまう茎捻転(けいねんてん:腫瘍の根元がねじれて出血や壊死を起こした状態)を起こすと、激しい腹痛、嘔吐、発熱を伴い、緊急手術を行うということもあります。

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purplecube.gif 卵巣腫瘍の検査

触診、超音波検査、CT、腫瘍マーカーなどにより腫瘍の大きさやかたさ、良性か悪性かを診断します。

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purplecube.gif 卵巣腫瘍の治療

小さい腫瘍で良性と予測される場合は、定期的な診断を受けながら経過を観察します。しかし腫瘍が5センチ以上に肥大している場合、悪性の疑いがある場合には、摘出手術を行います。

手術には、病巣だけを摘出する方法(のう腫核手術)と、卵巣ごと摘出する方法(卵巣摘出手術)があり、腫瘍の大きさ、性質、年齢、出産希望の有無などを考慮し選択されます。

卵巣は左右に1つずつあるので、片方を摘出した場合でも妊娠・出産は可能ですが、その反面、卵巣を残した場合、再発の可能性も残ります。


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